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何気ない日常、心に浮かんだこと、気の向くままに。
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『11枚のとらんぷ』
泡坂妻夫さん、創元推理文庫

泡坂さんの作品を読むのは初めて。
ミステリ作品を読んでいると、あとがきや解説などでお名前を見かけることがあって、人柄が愛されている方だなあと印象を受けていました。
一昨年に訃報と追悼文を新聞で見ましたが、そのときも同じ印象を持ちました。

ご自身マジシャンとしてもご活躍されていたようで、この作品も、マジックショーの合間に殺人事件が起こり、マジックがいくつも登場するんですが、視覚で楽しむマジックを、文章で魅力的に表現されていて楽しめました。

『11枚のとらんぷ』は作中作の題名で、マジックとして実用には向かないけれど、捨てられないトリックたちを小説にしてみたとあるんですが、種を明かされると、な~んだ、って笑ってしまうけれど、それがユーモアとなっていて面白いんですよね。
この小説が現場の見立てにされていただけじゃなくて、解決する鍵が隠されているんだから、やられたなぁって感じでした。


『狩人は都を駆ける』
我孫子武丸さん、文春文庫。

探偵事務所を営んでいる主人公の元に舞い込んで来る事件はどれもペット絡みのものばかりで……、ってなったらほのぼのしてるんですが、一応ハードボイルド?
真顔で冗談を書くような我孫子さんならではの面白さがありました。

あとがきを読んで知ったんですけど、『ディプロトドンティア・マクロプス』の前日譚になるんですね。
この作品はトンデモなありえない展開が私は大好きなんですが、怒って来る人も多かったそうで。
まあ、あるだろうなあと思いますが。
読み返してみようと思ったんですけど、どこかに仕舞い込んだらしくて、本棚に見当たりませんでした。
残念。

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